
もはや日本人の現代病といっても過言ではないほどの「スマホ首」ですが、ストレートネックになって、頚椎のヘルニアにまでなってしまう可能性もあるので、放っておくわけにもいきません。
スマホを使う時間が日に日に増えてきて、「もうスマホなしでは生きられない!」っていう人も多いのではないでしょうか?
「スマホは手放せないけど、スマホ首は治したい」という人のために、スマホ首について少しまとめてみたので、是非スマホ首解消に役立ててみてください。
目次
スマホ首の解消法は? 効く薬はないの?
自分がスマホ首になってしまうと、どうにかして首のコリや痛みを解消したいものです。ホントに耐えられない痛みになってしまったら、まずは整形外科で診断してもらうようにしましょう。
ただし、病院に行っても、そもそも「スマホ首」という病気はないだけでなく、スマホ首やストレートネックが治る薬なんて存在しません。せいぜい筋肉をほぐす薬と湿布を処方されるだけで、あとはリハビリを進められるはずです。
実際にスマホ首を治すためには、「自分で治す努力が必要である」ということを、理解しておいた方がいいでしょう。
薬はその場しのぎのものであって、根本的な治療にはならないという事はお医者さんも分かっています。結局のところ、自分で運動をしたりスマホを見る時間を減らしたりするしか、効果のある治療方法がないということです。
ここで、私が実際に実践して効果のあったスマホ首の解消法を、いくつか紹介したいと思います。
体操とストレッチ運動による解消法
おそらく最も効果的な治療法になると思うのが、「体操」と「ストレッチ」です。
やることはどれも難しくはありません。腕を上げたり、肩をグリグリ回したり、首を伸ばすといった運動をするだけでです。
雑誌や書籍、動画などでいろんな体操やストレッチが紹介されていますが、どれをやってもいいと思います。「コレがいいアレがいい」と考えるより、自分が一番続けられそうな運動を選ぶといいです。
「続かないことが問題」なのであって、実践する方法はどれでもいいと思っています。
ただし、私の場合、何種類か組み合わせていますが、「座ってできる運動」「立ってできる運動」「寝た状態でできる運動」それぞれを覚えておいて、状況に合わせて使い分けています。
座ってできる運動は、仕事中や勉強中でもスグ実践できます。また、寝た状態でできる運動は、夜寝る前が実践しやすいので、その時の状況に応じた運動を行うと続きやすいです。
まずは、やり方よりも継続することに意識を集中させましょう!
立った状態でできる運動
座った状態でできる運動
寝た状態でできる運動


日常生活の改善による解消
毎日の生活を見直すことも考えた方がいいです。むしろこれが一番大事なことかも知れません。
いっそのこと「スマホを手放す!これが一番です!」と言ってしまうと怒られると思うので、言い方を変えますが、「スマホを見る時間を減らしましょう」ということですね。
「なんだぁ〜そんなことは分かってるよ〜」っていう声が聞こえてきそうですが、結局はコレが一番大事です。
「じゃあ、どうすればスマホを使う時間を減らせるのか」ってことになるんですが、まず手始めにスマホを利用するうえで、自分にとって大事な事とどうでもいい事を考え直すことから初めてみてください。
人それぞれスマホを使う理由はあると思いますが、本当に自分にとって必要な時だけスマホを使うようにすることが重要です。
また、「スマホを使う時間を決める」あるいは「スマホを使わない時間を決める」ようにしてみてください。意外とスマホを使わない時間があっても生活に支障がないことに気が付きます。
仕事や遊びなどスマホを使うシーンは様々ですが、メールやSNSで使うことが多いと思います。誰かと連絡を取ることはコミュニケーションで必要なことですが、5分おきや10分おきにチラチラとスマホをチェックする必要はないはずですし、着信があったとしても、スグに折り返し連絡する必要がある内容の事なんて実際にはそんなにないものです。
私も、以前までちょこちょこスマホを気にして見る習慣がありましたが、特に急ぎの用事あがある時以外は、スマホチェックは朝に1回、午後に1回、夜に1回にしています。スマホをチェックして折返し連絡することも、その時にできるだけまとめて一気に返事したりするわけです。
私はこれでスマホ依存率も減りましたし、おかげで首の痛みだけでなく、肩こりもマシになりました。やはり「スマホの使用時間を減らす」ことは絶対にやっておいた方がいい対策です。
スマホの使用方法を工夫
スマートフォンやタブレットの使用方法を見直すのもスマホ首対策になります。
ほとんどの場合、スマホを見ている間は目線が下向きになって、首を下に曲げたような姿勢になってしまいます。この下向きに首を曲げた状態が諸悪の根源と言ってもいいぐらい悪い状態です。こんな姿勢の状態を何時間も続けたら首が痛くなって当たり前です。
スマホの画面を目線と同じ高さにして調整する工夫をしましょう。「スマホネックホルダー」や「スマホスタンド」など利用することで、スマートフォンの画面を目線と同じ高さにして見ることができます。両手がフリーになるといった利点もあるので、そういった便利グッズを使うのもおすすめです。
スマホ首対策グッズで解消
ストレッチや日常生活の改善も効果はバツグンですが、その効果が現れるまでは時間がかかります。生活の改善をしながら、「どうしてもしんどい」「今スグ楽になりたい」と思うのなら、マッサージ器や、スマホ首の対策グッズを使うのもいいですね。
マッサージ器
マッサージもあくまでその場しのぎに近い対策になりますが、補助的に行うのであれば、マッサージもおすすめです。ただし、マッサージ店でマッサージしてもらうのは高額ですし、クセになったらずっと高い料金を支払うことになるので、お手軽なマッサージ機を使ってみましょう。
枕
意外と見落としがちなのでが、寝ている時の姿勢です。今使っている枕が首に悪影響がないか見直してみるのもひとつです。
「スマホ首」という名称の症状だからといって、原因がスマホだけとは限りません。特に寝ているときの枕の高さが高すぎると首にはよくないので、枕も検討してみましょう。


まとめ
いかがだったでししょうか?
なんだか首が凝ってスッキリしないという人も、スマホ首になってしまったという人も、是非これらの予防と対策を実践してみてください。「完全に治った!」とまではいかなくても、間違いなく楽になるはずです。
また、「首が痛い!」という状態になってしまったら、整形外科などの病院で診察してもらう必要はありますが、その場合も対策としてやるべき事に大して変わりはありません。
結局は自分で何か行動を起こさないとスマホ首は治らないので、できることから実践していきましょう。そして元の健康な首に戻していきましょう。