
腰痛を完全に克服するには、
体操やストレッチを習慣的に続けていくことが
基本になりますが、スグに痛みを取り除きたい時もあります。
目次
大事な仕事やイベントがあって休めない
腰の痛みが激しくて、歩くことができない。
立っているのも辛いのに
「重要な仕事があって会社を休めない!」
「大事なイベントがあって安静にできない!」
という場合があります。
そんな時に有効なのが「神経ブロック療法」です。
根本的な治療にはなりませんが
応急的に痛みを取り除くには有効です。
神経ブロック療法とは?
私達人間は、「中枢神経」という部分で体の痛みを感じています。
この、痛みを伝達している神経経路に「麻酔」を注射することで
一時的に神経の感覚をマヒさせることができます。
これによって、中枢神経までの痛みの伝達を遮断する療法を
「神経ブロック療法」といい、その際に行われるのが
「神経ブロック注射」です。
神経ブロックってどんな注射?
神経ブロックは麻酔によって痛みを取り除くため
どの腰痛にも効果があります。
仙骨ブロック、硬膜外ブロック、神経根ブロックなど
様々なブロック注射がありますが
椎間板ヘルニアに適している「硬膜外ブロック」はよく行われています。
- 患者は横になり、消毒した後に
お尻の少し上のあたりの仙骨裂孔(せんこつれっこう)から注射します。 - 5分ほどしたらマヒしはじめて少し血圧が低下します。
- そのまま寝た状態で1時間待ちます。
- マヒした感覚が正常に戻り、普通に歩いて帰れるようになります。
ブロック注射の費用と効果は?
ブロック注射の費用は、医院によって差がありますが
保険が適用されるため、3割負担の場合で2,000円〜3,000円前後。
ただし、その他にX線など検査などの費用も含めると
5,000円〜6,000円ぐらい必要です。
効果は人によって様々で
「驚くほど効果があった」という患者もいれば
「全く効かない」という患者もいます。
ただ、効果があった場合は全く立てなかったのに
何事もなかったようにスグに歩けるようになるというのは
確かな事実です。
管理者の私も非常に効き目があり
会社をどうしても休めない時に大変助かりました。
ブロック注射のリスク
ブロック注射は、医院で容易に打つことができますが
それなりのリスクがある事も理解しておかなくてはなりません。
神経に直接注射するので、経験豊富な医師が処置しますが
一歩間違えると本当に立つことができなくなってしまう危険性もあります。
また、ブロック注射をした当日は運動してはいけませんし
お風呂やお酒もダメです。
ブロック療法を受ける前も後も、
医師とよく相談し、理解した上で治療するようにしましょう。
痛みが消えたからといって油断しない!
この神経ブロック注射は個人差はあるものの
効果があった場合には、立てないほど辛かった痛みが
嘘のようになくなります。
しかし、これで治ったと思うのは危険です。
あくまでも応急処置だと思ってください。
一時的に痛みを取るだけで、
根本的な原因は取り除けていないのです。
応急処置としてブロック注射を行い、
症状が軽くなったら、(※ブロック注射当日の運動は厳禁!)
医師と相談し、必ずストレッチや腰痛体操を行うようにしてください。
また、運動だけでなく姿勢を正すことも重要です。
ブロック注射に頼らない体づくりを!
注射で痛みがなくなると「治った」と思いがちですが
必ずまた同じ痛みがやってきます。
何度も何度もブロック注射をくり返していると
時間もお金も無駄になりますし、
当然リスクを何度も背負うことになるのです。
ブロック注射に頼らなくていい
体づくりを心がけるようにしてください。
あなたの応援で明日も頑張れます。
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